2022/12/13
目次
サイトを運営する上でドメインは欠かせないものです。そんなドメインにもドメインパワーというものが付いています。ドメインパワーはSEOにも深く関係しているため、サイト運営をする上で見逃せない要素になっています。
今回は「自社のドメインパワーを知りたい!」という方や、そもそも「ドメインパワーってなに?」という方まで、ドメインパワーについて分かりやすく網羅的にご紹介していきます。ドメインパワーを通じて自社サイトを強化していきましょう!
ドメインパワーとは、ドメインの強弱を示したもので各Webサイトの影響力を表しています。ドメインはWebサイトを運用する上で必要な「インターネット上の住所」のことで、Webサイトがどこにあるかを判断する役割をしています。この「ドメインパワー」はGoogleが公式的に決めたものではなく、あくまでSEO対策をする上で競合との差を明確に把握するために使われています。ドメインパワーの指標は0〜100で表され、この数値が高いほどドメインパワーが高くなるということです。
ドメインパワーは実際にGoogleなどの検索エンジンから公式指標として提示されていません。しかし、ドメインパワーはSEO対策上、非常に重要な要素の1つとされてます。 その理由はドメインパワーの強いサイトは上位表示されやすく、サイトとしての信頼度が熱いため検索上位から陥落することは滅多にないからです。多くのキーワードで上位表示されているメディアは、運営歴も長くたくさんのサイトから被リンクも獲得しているためドメインパワーが高いものが多いです。検索結果で上位を獲得しているWebサイトや、パワーランクの高いコンテンツが上位表示を獲得していることをみていると、結果的にサイトへのアクセス数が伸びるなどドメインパワーを上げることによるメリットは十分にあると考えらてれます。
ドメインパワーとSEOの関係性に関してはこちらの記事を参考にしてください。
Googleなどの検索エンジンは主に以下の要素でWebサイト判断しています。
専門性(Expertise)
権威性(Authoritativeness)
信頼性(Trustworthiness)
このEATと呼ばれる3つの要素を主体にWebサイトを評価していきその結果、Googleなどの検索エンジンから信頼性のあるサイトだと認識されると次第にドメインパワーがついてきます。
世界的に有名なメディアサイト、例えばGoogleやAmazonなどはドメインパワー指標がMaxの100に近く、反対に新規でサイトを立ち上げたばかりだと0~1の指標になります。サイトを立ち上げてから3年くらい運用し続ければだいたい50に落ち着きます。
ドメインパワーが強いと検索結果画面に上位表示されやすくなるというメリットがあります。ドメインパワーが強いということはそれだけ検索エンジン側から信頼性のあるコンテンツだという認識なので、上位表示されやすくなります。これはサイトを運営する上で一番のメリットといえるでしょう。必ずしも上位表示される!というわけではありませんが、可能性としては非常に高まります。
Webサイトはクローラーによって存在を認識され、その結果検索エンジンに表示されるようになっています。ドメインパワーが強いと検索エンジンから認識してもらいやすく、インデックスされる速度が速くなるなどのメリットがあります。
今まで紹介したメリットから、ドメインパワーが強ければその分検索流入数が増える点もメリットのひとつです。また、Googleなどの検索エンジンからの信頼性が高ければ、狙ったキーワードだけでなく前後にある周辺のキーワードも表示してもらえることがあります。検索上位に表示されればより多くのユーザーに目にとまりやすく、サイト自体の流入数を得ることができます。アクセス数を増やせれば、ユーザーからの問い合わせや自社の収益面に繋がる可能性が高まります。
ではいよいよドメインパワーの調べ方についてご紹介していきます。
ドメインパワーを調べる際に有力なのが専用のツールを使うことです。ツールを使うことで効率よく自社のドメインパワーを知ることができます。ツールでもさまざまな種類があり、ドメインパワーのみを調べられるものから、多機能で利用できるツール、無料か有料などの差もあったりと用途によって使い分けることが可能です。今回は無料ツール、有料ツールに分けてご紹介します。
MOZは世界で一番使われているツールです。MOZでのポイントは、ドメインパワーを調べられるだけでなく自社サイトの分析や競合分析ができる多機能さにあります。
参照:MOZでドメインパワーを調べる方法
パワーランクチェックツールはドメインパワーを調べることができるツールです。キーワードごとにドメインパワーを調べられたり、無料で様々な機能を利用できます。また、日本語の対応を行っているので使いやすいです。
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
こちらも無料でドメインパワーを調べられるツールです。
会員登録は無料ででき、有料版もあります。
こちらのツールはドメインパワーを調べるのみのツールです。他のツールと比べて会員登録などがないため初めての方やパッパッと調べたい方におすすめです。
Ahrefsでは、ドメインパワーの調査だけでなく、被リンク数や競合サイトなどを調べられる便利なツールです。ほとんどの機能で日本語対応を行っているので初めての方でも使いやすいツールになっています。
参照:ドメインパワーの確認方法&ドメインパワーを強くする方法
https://ahrefs.jp/blog/seo/domain-power/
被リンクとは、外部のページに自社サイトのリンクを貼り付けてもらうことです。Googleなどの検索エンジンはこの被リンクがあることで、「他サイトで紹介されるほど質の高い信頼性のあるコンテンツ」だと判断するため、SEO面でも非常に効果がでます。ドメインパワーを上げるにはこの被リンクをより多くもらうことでドメインパワーを急速に上げることに繋がります。
また、ただ貼り付けてもらうだけでなく、その前後に自社サイトの紹介文が書かれてある「質の高い被リンク」をもらうことでよりドメインパワーの向上やSEO対策に繋がりやすくなります。
参照:被リンクの効果的な増やし方とは?
質の高いコンテンツを作成することはドメインパワーの強化に直結すると言えます。
質の高いコンテンツとは検索ユーザーのニーズを十分に満たした内容で、かつ分かりやすく求められている情報を網羅しているサイトのことをいいます。被リンクを獲得するためにも、まずは質の高いコンテンツ作りに専念する必要があります。一般にGoogleなどの検索エンジンはユーザーの視点を第一に見ているため、検索ユーザーのクリック率が多ければ多いほどそのコンテンツは価値のあるものと評価されアクセス数も増えます。まずは自社に関連性の高い内容から質の高いコンテンツの作成を目指しましょう!
ドメインパワーはサイトの運営歴にも関係していると言われています。ドメインを取得してから長期的にサイトを運営していると、検索エンジンから信頼性のあるサイトだと認識してもらえ、SEOでも評価されやすくなるため次第にドメインパワーの向上に繋がります。
長期的に運営していると言ってもドメインを取得してからずっと放置しているだけでは、ドメインパワーは上がりません。検索エンジンからは評価してもらえません。定期的にコンテンツの数を増やしていきましょう!
「長期的にサイトを運営する」に加えてサイト全体のコンテンツを増やすことも検索エンジンへのアピールになるため、ドメインパワーの強化に繋がります。質のいいコンテンツを発信することを意識しながら定期的にサイト内のコンテンツを増やしていきましょう!
ドメインパワーの効果はそのWebサイトによってさまざまです。一概にどのくらいで効果が出るという判断はできませんが、基準として、対策キーワードを検索した際にサイト公開から検索結果画面の1ページ目に表示されるまでにかかった期間を目安にするといいかもしれません。自社サイトのドメインパワーを判断するためには、対策キーワードで検索表示結果画面の1ページ目に表示されるサイトのドメインパワーの平均と比較してみることがおすすめです。
取得したばかりの新規ドメインのドメインパワーは当然ながらゼロになります。ドメインパワーがゼロの場合、Googleなどの検索エンジンからの評価はゼロということになりますので、いきなり検索上位を目指すことは難しいです。
そのため地道にサイトを運営しドメインパワーを上げていく必要があります。
注目するポイントとして
など、上記のポイントをおさえながら効率的にドメインパワーを上げていきましょう。
Googleなどの検索エンジンはドメインごとにWebサイトを評価しているため、ドメインを変更するとドメインパワーはゼロになります。これまで運営してきたサイトであった場合、今までのドメインパワーは引き継がれず最初に取得した状態に戻ってしまいます。ドメインを変更する際は正確に移行を行ったうえで変更するようにしましょう。
今回はドメインパワーの調べ方を中心に、ドメインパワーについてご紹介しました。ドメインパワーは検索順位を左右するなどSEO対策にも直結しています。Google側が公式的に発表しているわけではありませんが、結果的にSEOに大きく関連してくるため今回の機会にドメインパワーの向上に努めてみてください。