2022/12/24
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皆さんはブログや記事を書く際Wordpressを使ってSEO対策をされていますか?一般的に広く使われているツールとしてWordpressが知られていることからWordpressを使ってSEO対策を考えている方も多いのではないでしょうか。実際に「WordpressはSEO対策に強い」と言われていますが、その真相はどうなのでしょうか。今回はWordpressとSEOの関係性から、実際どのような効果があるのか、ポイントにまとめてご紹介します。
サイトを運営する場合、より効率的にサイトを運営していくためにはSEOを意識したコンテンツ作成が欠かせません。その中で「Wordpressって本当にSEO対策に強いのか」「具体的にどのような効果があるのか」という点ですが、実際には単にWordpressを使っているだけでは大きなSEO効果は見られません。当然ですが、最大限にSEO効果を出すためには「SEO対策」をしっかり理解したうえでWordpressを活用していく必要があります。
まずは簡単にそれぞれの概念からおさえていきましょう。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略でGoogleなどの検索エンジンで検索上位を狙った対策を行うことです。検索されたキーワードに対して検索結果画面で自社サイトを上位表示させるために対策することを言います。上位表示されるかによってサイトの流入数はもちろん、自社のサービスや商品に対するお問い合わせの増加、ブランディング力の向上など、あらゆる面で効果が変わってきます。Webサイトを構築する上で、一人でも多くのユーザーに自社サービスを知ってもらいファンになってもらうにはSEO対策が欠かせない要素となります。
WordPressでSEO対策を行う場合、SEO対策の概要を頭に入れ、それらを意識することで自然とSEO効果の幅が広がります。効果を最大限引き出すためにもまずは以下のポイントをおさえておきましょう。
SEOに関しての詳しい対策はこちらの記事を参考にしてください。
SEO対策に必要な考え方として「検索ユーザー側の立場になり、検索ユーザーが求めるニーズを満たすコンテンツを提供する」という考え方があります。検索ユーザーにとって満足感のある記事を提供することでクローラーに評価され、その結果SEO対策に繋がるということです。自社の顧客になりゆるユーザーが求めている情報はなにかを把握し、そのニーズにあった表現方法でコンテンツを提供することが求められます。
SEO対策では検索ユーザーの視点に立つことが最も重要ですが、同時にGoogleなどのクローラーがサイトのどこを評価して順位を決めているかを理解することも非常に大切です。Googleでは「Googleが掲げる10の事実」として公式的に発表しています。ぜひ参考にしてみてください。
https://about.google/philosophy/?hl=ja
もともとWordpressはSEOを強く考えて作られているため、Wordpressを使えば比較的検索エンジンが理解しやすいサイトを作成できる構造になっています。検索エンジンのアルゴリズムに合わせたHTMLやCSSなど知識がなくとも、プロ並みのサイトを作ることが可能なためSEO効果に高い期待が持てるというわけです。
WordPressでは「テーマ」の数や「プラグイン」をはじめ、作成者が自由に簡易にカスタマイズできるようになっています。自分で一から作成しなくとも多数のテンプレートやサイトを充実させるための機能が膨大に用意されているため、自由にそれらを活用することが可能です。なかにはSEO対策済みのテーマが用意されているので、自社のニーズにあったテーマを活用していきましょう。
WordPressはSEO対策を考えられて構成されているということから、Webサイトを構築する知識や経験がなくても一般的なネットユーザーであればWordpressの管理画面から比較的簡易にサイトを作成できます。
またWordpressの利用者が多いためネット上にたくさんの情報があることから、不明点や問題点が自分で解決しやすい点もメリットです。
WordPressは無料で使えるという点も大きなメリットです。インストールが無料なだけでなく、Wordpress内での機能の追加やカスタマイズなど基本的には無料でできるため、初心者の方でも使いやすいという特徴を持っています。中には有料のものもありますが、試しに一度作成し、慣れてから追加機能を使ってみるなど各用途によって工夫することが可能です。
WordPressではSEO対策済みのテーマを使うことができます。Wordpressのテーマではデザイン性や各機能がSEO対策に基づいてあらかじめ設定されているため、SEO対策初心者でも効果のみられるサイトを作ることができます。
WordPressで記事を投稿する際、タイトルタグの設定からスタートしますがこのタイトルタグではユーザーやクローラーが記事を認識する際にどのようなコンテンツであるかを判断する大切な部分になります。記事の内容にあったタイトル設定をすることが大事ですが、対策キーワードを入れたうえで「ユーザーが読みたい!」と思ってもらえるようなニーズにあったタイトル設定を意識しましょう。
プラグインとはWordpressの機能を拡張するツールです。プラグインを使えば「お問い合わせフォーム」や「SNSのシェアボタン」「予約機能」など各ニーズにあわせてさまざまな機能が追加できます。あまりWordpressを使い慣れていない方でもプラグインを設定することで容易にサイトの充実性が高まるためおすすめです。
パーマリンクとは「Permanent Link(パーマネントリンク)」の略で、記事のページごとの固有URLを指します。Wordpressのデフォルトの状態では「?p=123」と表示されていますが、その部分を「タイトル名」「投稿名」「数字」「日付」などの分かりやすいパーマリンクに変更することでユーザーに認知しやすくなります。Wordpressを運用する際には必ず設定しておきたい部分です。
パンくずリストとは、記事の段落(階層構造)を示すリストを指します。このパンくずリストが設定されると、ユーザーが読むカテゴリーや段落が把握できるため、ユーザーの利便性の向上やサイト内の回遊率の向上などに繋がります。
質の高いコンテンツを作成することはSEO対策に直結するポイントです。
質の高いコンテンツとは検索ユーザーのニーズを十分に満たした内容で、かつ分かりやすく求められている情報を網羅しているサイトのことをいいます。被リンクを獲得するためにも、まずは質の高いコンテンツ作りに専念する必要があります。一般にGoogleなどの検索エンジンはユーザーの視点を第一に見ているため、検索ユーザーのクリック率が多ければ多いほどそのコンテンツは価値のあるものと評価されアクセス数も増えます。まずは自社に関連性の高い内容から質の高いコンテンツの作成を目指しましょう。
参照:SEOライティング初心者が最初に押さえるべきポイント
WordPressを導入しただけではSEO対策が行われていないため、WordpressでSEO対策を強化するためにはSEOに考慮した設定が必要です。SEO対策がされている「テーマ」を設定したり「プラグイン」でWordpressの機能拡張を行うなど自社にあった方法でSEO強化を目指す必要があります。
プラグインとはWordpressの機能を拡張するツールです。プラグインを使えば「お問い合わせフォーム」や「SNSのシェアボタン」「予約機能」など各ニーズにあわせてさまざまな機能が追加できます。しかしプラグインを使用することでWordpress本体が重くなったり、バグが生じる場合があるため定期的なプラグインのアップデートが必要です。
サーチコンソールは無料ツールで登録すれば誰でも使用できます。サーチコンソールでは対策したいキーワードの流入率や検索表示順位の確認、関連キーワードなどSEO解析と内部の検索パフォーマンスが確認できます。サーチコンソールを活用してサイトの検索パフォーマンスを管理することで検索順位の高さやサイトの流入数など把握でき、それによって次なる課題の対策に役立ちます。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
GoogleアナリティクスはWebサイトのアクセス状況を分析できるツールです。こちらも無料で使うことができます。サイトを訪れた訪問者の情報やユーザーの属性から訪問したページ、反響などのアクセス状況が確認でき、サイトを構築していく上ではぜひとも活用していきたいツールと言えます。
https://www.google.com/analytics/web/?hl=ja
参照:Googleアナリティクスとは?導入方法から設定・使い方まで解説
https://wacul-ai.com/blog/access-analysis/google-analytics-method/what-is-google-analytics/
今回はWordpressとSEOについてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。サイトを構築する上でSEO対策はとても重要ですが、その概念やWordpressとSEOの関係性を理解した上で活用することでさらに効率的で効果的な対策が期待できます。SEO対策に特化したテーマを活用することやパーマリンクなどの細かな設定までたくさんありますが、自社のニーズに合わせて設定し、Googleサーチコンソールやアナリティクスで定期的にサイトを見直すことも大切です。WordpressだけでSEOを強化しようとせず、サイト自体のクオリティを上げながらうまく活用していきましょう。