2024/03/14
「SEO担当になったものの、何をすればよいのかわからない・・・」
「SEO対策について、基本から学べるサイトを知りたい・・・」
「初心者向けと書かれていても、初心者には難しい内容が多すぎて困る・・・」
初めてSEOでの集客を任されても、前任者からノウハウは引き継いでいない、契約しているSEO業者も何をやっているのかわからない、といったケースは珍しくありません。
さらに、運営サイトが検索結果に表示されない日々が続けば、悩みは深くなるばかりです。
しかし検索結果には、SEOのコツとツボが凝縮されており、集客力を伸ばすヒントが隠されていることから、学ぶべきことが多くあります。
そこで今回は、SEO対策の基本は検索結果から学べることを、初心者向けに実践的な方法を交えてガイドします。
目次
SEOとは、改めて簡単に説明すると、「Search Engine Optimization」の略で、日本語訳では「検索エンジン最適化」となります。
主にGoogle検索に対して、ウェブサイト全体が検索されるよう、チューニング(調整)する技術やプロセスです。
一方で、概念や目的としては、ユーザーと情報(ウェブサイトのコンテンツ)を、適切に繋ぐこととも言えます。
経験を重ねるほど、Google検索志向となりがちな傾向にある中で、SEO担当者として、決して忘れてはならない基本中の基本です。
まずSEO初心者に、時間をかけてでも一読して欲しいのは、Googleが公式に公開しているSEOスターターガイド(※1)です。
このガイドには、「特に一般的で効果の高いものをいくつか選んで説明」と記されていることから、SEOの指針としても役立ちます。
今回は、その中でも「Google 検索での見え方に影響を与える」という項目に着目して、Googleが求めるSEO対策の理解を手助けすることが目的です。
SEOはウェブサイトの運営には欠かせない技術、あるいは集客の戦術のひとつですが、決して万能ということではありません。
メリットとデメリットが共存しており、コチラの記事で詳細を記しています。
SEOは本当に重要?SEO対策に取り組むメリット・デメリットを解説
しかしながら、明らかに得られるメリットが大きいことから、「SEOはオワコン」と言われ続けながらも、サイト規模に関係なく導入されています。
ここで簡単に、Googleでの検索結果の見方について、振り返っておきます。
ちなみにYahooは、Googleの検索エンジンを採用していますので、割愛します。
何となく、コンテンツと検索結果の表示との関係性がわかるはずです。
この関係性については次章で詳しく述べますが、その前段階として、本章では検索の順位付けのしくみと、重要な3つのポイントをお伝えします。
検索結果の順位決定は、Google独自のルールに基づき、「膨大な数のウェブページとその他のコンテンツを分類し、最も関連性の高い有用な結果を瞬時に提示(※2)」するよう、検索アルゴリズムとしてプログラム化されています。
これまでGoogleは、検索アルゴリズムの根幹となる検索品質評価の基準を門外不出としていましたが、現在では検索品質評価ガイドライン(※3 以下、ガイドライン)として一般公開されています。
英語表記ではありますが、定期的に内容もアップデートされており、翻訳ツールで日本語に変換して教材にすることは、SEO上達の早道としておすすめします。
Google検索ヘルプでは、明確に、
世界各地の検索品質評価者が、Google が公開している詳細なガイドラインに基づいて厳正な評価を行います。(※4)
と記されています。
実は、ガイドラインには、「評価者は評価地域の人々を代表しなければならない」と訳される部分があり、そこから考えるに、世界各国にはGoogleから依頼を受けた評価者の存在が伺えます。
厳正なるガイドラインの運用を前提に、各地域の評価責任者を通じて、Googleへとフィードバックされ、それが検索結果に反映されているものと考えます。
検索結果の順位付けのしくみは非常に複雑ですが、実際のチューニングブロセスは、かなりシンプルであることが多いです。
つまり、SEO対策では何をすればいいのか、まず、重要なポイントとして3つを挙げます。
この3点は、弊社でも下記記事の中の「SEO初心者が行うべき対策10選」で、お伝えしています。
【初心者必見】SEOとは?初心者がまず押さえるべき対策方法を一挙ご紹介
次章では、この3つのポイントについて、それぞれ少し詳しく述べることにします。
ウェブサイトにおいては、「<title></title>」というHTMLのタグで囲まれた一文を指します。
冒頭で検索結果の見方を説明しましたが、タイトル部分が大きな文字サイズのハイパーリンクとして表示されることから、かなり重要性は高いと認識してよいです。
特に、頭に入れておいて欲しいのは、
の3点です。
タイトルは、コンテンツの内容を知らせるという、最も重要な役割を担っています。
検索結果では、リンク(アンカーテキスト)で表示され、新聞や週刊誌で見られるキャッチな見出しのような効果を与えます。
文字数については、ネット上ではさまざまな数字が挙げられていますが、PC版、SP版の検索結果での実測からすると、30文字以内を目安に情報の根幹を端的に示すことが理想です。
決して30文字以上がNGということではなく、長くても40文字前後にまとめることをおすすめします。
ただし、タイトルとコンテンツの関連性が薄く、検索キーワードに対して最適化されていないと判断された場合は、Google側でタイトルの調整(書き換え)が行われます。
これは、Google検索セントラル(※5)で、「Google は、いくつかの異なるソースを使用してタイトルリンクを自動的に決定」と明示されていることです。
ある意味、Google側のお節介とも言えるテクノロジーですが、検索者に対して、関連する情報だと知らせる目的もあるため、記事のタイトルを見直す良い機会とも言えます。
SEO対策の基本セオリーとして、キーワードはタイトルの前半に置くことを推奨します。
これは、必ずしも先頭に置くことを強制するものではなく、不自然でない言葉の使用が大前提です。
例えば、「タイトル 文字数」をキーワードとすると、
「SEO対策でタイトルの最適な文字数は?初心者が自分でやり方の基本を学ぶ」(35文字)
という感じで捉えてください。
また、記事のテイストやトーン次第では、
「記事タイトルの文字数なんて気にするな!コンテンツの質こそSEO対策本質だ!」(37文字)
と、少し勢いのある感じの書き方も考えられます。
かつては、タイトルに記号や数字を含ませるとSEO的には不利、という声もありましたが、過度な使用でなければ、読ませる、つまり検索結果において着目させる有効な手段となります。
記号で訴求を強調し、数字で具体性と信頼性を担保することで、検索者の興味関心を増幅させる効果が得られます。
特に客観的なデータに裏付けられた数字を用いることで、説得力十分なコンテンツとなり、差別化を図ることも可能です。
ディスクリプションとは、コンテンツの要約などを、「<description></description>」で囲んで指定するメタ情報を言います。
検索結果においては、タイトルの下部に表示され、Googleでは「スニペット」と表現しています。
ディスクリプションとスニペットは混同されやすく、実際に担当者同士の打合せや商談の場面では、ほぼ同意語として共有されることも多く、意思疎通は可能です。
しかし、クライアントへの説明や、問題の切り分けが必要となった場合は、違いを明確に認識しておかなければ対応を誤る可能性があります。
ゆえにディスクリプションとスニペットの違いは、明確に認識しておくことが求められます。
メタ情報のディスクリプションは、SEOへの直接的な影響はありませんが、タイトルでは言及しきれない、コンテンツの要約を記述することが推奨されます。
検索窓に入力されたキーワードと一致する部分は、太字で強調表示されることから、キーワードを盛り込むことが求められます。
コンテンツと関連のない記述、意味のない記号や数字での文字数稼ぎ、他のページの複製などは避けたほうが無難です。
Google検索セントラル(※6)では、「Google は主にページ上のコンテンツを使用して、適切なスニペットを自動的に決定」と明示しており、書き換えの発生を前提として進めます。
それゆえに、わざわざ記述するのは意味が無いのではないか、といった疑問も出てきますが、適切な要約であれば、そのまま使用されることもあります。
重要なのは、
を考えながら、検索者に対してベネフィット(得られる価値)を伝えることです。
文字数に関しては、PCなら120文字前後、スマホなら50から60文字前後という情報が散見されますが、検索結果での実測値では80から90文字前後となります。
ゆえに、PCとスマホの両方での見え方を考慮すると、一文の前半50文字ぐらいで要点を伝えることがポイントです。
仮に100文字を超えても特に問題となることはありません。
ディスクリプションの記述が、どうしても苦手であるという場合、Xでの訓練が有効です。
短い文章で、いかに心をつかむか、無料で実践しながら学びます。
次第に、おすすめサイトや読んで欲しいページについて言及するには、どう書けばよいかを自然に考えるようになるため、非常に効率の良い上達方法と言えます。
hタグは、コンテンツの見出しを検索エンジンや読み手に示すHTML(Hyper Text Markup Language:ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)のひとつです。
hは「headline」を表しており、
といった階層を示す数字(h6まである)を付けます。
実務では、h3までに納まっている記事が多く見受けられます。
hタグの目的は、ウェブサイトの情報を構造化することにありますが、書籍のように見出しが付いていると読みやすいのは明白です。
ページ内のどこに必要な情報が書かれているのか、道しるべの役割も果すことから、hタグにはサブキーワードや関連キーワードを盛り込むことが多くなります。
整然として視認性のよい、それでいて適切に見出しが付けられたウェブサイトは、ユーザーファーストであるとして、Googleの検索への評価にも影響を受けます。
大見出しであるh1タグは、1ページに1回という、まるで決まり事かのように書かれているケースも散見されますが、Googleでは特に言及されてはいません。(※7)
ただし、日進月歩の検索エンジンのこと、いつ、検索品質の評価基準の変更として、hタグへの言及がなされるか不透明だからこそ、不自然なhタグの乱用はNGとしたほうが無難だと考えます。
SEO対策の基本を、初心者が自分で学ぶ、あるいは何をしていいのかわからない場合は、検索結果に表示されるしくみを、まずは知ることを推奨します。
さらに、検索結果に影響を与える、
の3点について学ぶと、より検索結果と連動性を知ることができます。
さらに、Googleが公式に公開している「SEOスターターガイド」は、時間の許す限り読み込むだけで、SEOとは何かを得ることが可能です。
その上で、SEO担当者としてステップアップしたい、自社のメディアをグロースさせたいといったことがあれば、弊社、株式会社S-fleage(エスフレイジ)が導きます。
無料相談の依頼として、お問合せフォームから送ってください。
お待ちしています。
※1.Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル
※3.Search Quality Evaluator Guidelines(検索品質評価ガイドライン)
※4.検索品質評価者と協力して検索品質を向上させる取り組み – Google 検索 ヘルプ
※5.Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
※6.スニペットの管理・メタ ディスクリプションについて | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
※7.【SEOクイズ】「h1タグは1つだけ」をグーグルは推奨している: ⭕? ❌?【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum