2021/05/10
今回の記事ではリスィング広告の順位決定の仕組みをお話しします。オークション制の広告ですので、掲載順位の決まり方は、みなさんは単純に入札額で決まるのではと考えられているかもしれませんが、実は入札額だけではありません。そこには品質スコア、広告ランクという概念が関わってきます。この記事ではどうやって掲載順位が決まるのかの仕組みの説明を詳しくしていきます。
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初めに、基本中の基本ですがリスティング広告とは有料の検索広告となっております。例えばGoogle 検索結果画面上で何かキーワードを検索した際に上部に”広告”という表記が出てきますが、ここが広告枠となっています。その下の”広告”とついていない枠は無料の自然検索結果となっており、いわゆるSEO領域です。上部がリスティング広告枠、下部が自然検索結果(SEO)になります
リスティング広告の主な特徴としては、各キーワードをオークション方式で買っていくことが挙げられます。例として「リスティング広告 運用」というキーワードを入札して購入したとします。A社は1クリックあたり100円でこのキーワードを購入したとします。B社は1クリック500円で購入したとします。リスティング広告はオークション形式になるので、この場合、B社の方が入札額が高くB社の方が上部に表示されるということになります。
※今回はシンプルに説明するために入札額だけで説明していますが、実際は他の要素も表示順位には影響してきます。
次のリスティング広告の主な特徴として、広告がクリックされて初めて費用が発生するということが挙げられます。広告が表示されるだけでは料金は一切発生しません。例として「リスティング広告 運用」というキーワードで表示されて、そしてユーザーにクリックされて始めて課金されます。
※100円で購入していると100円の料金が発生します。
またもう1点特徴を挙げますと、1ページ目への表示がすぐに可能という点になります。オークション課金型の制度になるのでオークションで勝つことができればすぐに1ページ目の上部に表示することが可能です。そして最後の特徴を挙げると、月の予算が1万円からのような低額でも出稿が可能というと点です。リスティング広告は自分で月の予算を決め、その予算内で広告を出稿することが可能です。
次にリスティング広告のお話をします。リスティング広告の重要要素としては、”購入するキーワードの選定”、”広告文章”(タイトルや説明文) 、そして”ランディングさせるページ”(LP)の3つが大きなポイントとなります。キーワードの入札設定に関しては現在のGoogleであれば自動入札の精度が高く、基本的には入札はGoogleのAI任せるのが効果を最大化しやすいです。よってGoogleが得意な領域はGoogleに任せ、Googleが苦手な領域のクリエイティブを人間の力で注力していくことが重要なポイントとなってきます。
次にリスティング広告の掲載順位に関する仕組みの詳細を説明します。冒頭にも少しお伝えしましたが、スティング広告の掲載順位は単純に入札額だけでは決まりません。どういうことかと言いますと、このリスティング広告の順位決定ロジックはこの品質スコアという概念が関わってきて、入札額に品質スコアをかけ合わせた数値が高いものから順番に表示される仕組みとなっています。入札額X品質スコアの数値を広告ランクと言います。
よってこの広告ランクの概念があるため、単純に入札額が高いものから掲載順位が高い訳ではありません。例として、A社が入札額1クリックあたり400で購入した場合でも、A社の品質スコアが1と低いですので、この場合、入札額は一番多ければ、掲載順位は一番低い順位となります。この様にリスティング広告の掲載順位は広告ランクという概念で決まってきます。そこで効率よくリスティング広告を運用するためには、ただ単純に入札額を上げるのではなく、品質スコアを高めることが重要となってきます。
今回の記事では、リスティング広告の仕組みの基礎と、順位掲載のルールを説明しました。入札額だけで単純に掲載順位が決まるのではなく、品質スコアという概念が存在します。よってこの品質スコアを高い基準で維持すると、広告の効果は高くなります。ではどうやってこの品質スコアを高めることができるのかをまた次回、他記事で紹介していきます。
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