2023/02/01
皆さんは被リンクについてご存じでしょうか。SEO対策をする上で効率的に成果を出していくためには被リンクは必要不可欠な要素です。被リンクの中でも「内部リンク」や「外部リンク」といった言葉も耳にしたことがあるかもしれません。
この記事では主に
・被リンクとは何か
・被リンクとSEOの関係性
・被リンクの増やし方
をご紹介していきます。被リンクを獲得するうえでの特徴や注意点などを踏まえながら、効率よくSEO成果を上げていきましょう。
目次
被リンクとは、外部のサイトやページに自社サイトのリンクを貼り付けてもらうことです。
被リンクは大きく「内部リンク」と「外部リンク」の2つに分けることが出来ます。
内部リンクとは自社サイト内で自社サイトのリンクを繋ぐことです。内部リンクはリンク元とリンク先が同じなため、ドメインが同じであることが特徴です。
外部リンクとは自社サイトと外部サイト(他サイト)の間でつなぐリンクを指します。具体的には、外部サイトから自社サイトに向けて貼り付けられたリンクを「被リンク」といい、自社サイトから外部サイトに向けて貼り付けたリンクを「発リンク」と呼んでいます。
内部リンクはドメインが同じなのに対して、外部リンクは自社と外部をまたいでのやり取りになるのでドメインが異なります。
基本的には、外部リンクは「被リンク」を使われることが多く、SEO観点からも「被リンク獲得」が効果に繋がるため、「外部リンク」という言葉はあまり使われなくなってきています。
では、被リンクとSEOではどのような関係性があるのでしょうか。
Googleのアルゴリズムとして、「Webサイトの信頼性・価値があり有益なコンテンツであるか」がサイトを評価する判断基準になっており、この考え方は論文の引用から来たもので「素晴らしい論文というのは多くの論文から引用されるものだ」ということから、Web上でも引用(被リンク)される数が多いサイトほど価値が高いと判断されるようになりました。
そのため、SEO観点からも被リンクの獲得というのは重要な要素で、対策をすれば効果はみられるということになります。
しかし、被リンクだけを獲得することが「信頼性・価値があり有益なものであるか」を判断しているわけではないため、多要素も把握しながら対策を行うことがSEO効果に繋がります。
被リンクの獲得が多いほど、その記事は「それなりに情報量や質がしっかりしていて他サイトやユーザーから評価を得た記事=信頼性・価値の高いコンテンツである」と検索エンジンから評価されるため、検索結果画面での上位表示が期待できます。
被リンクを獲得できる=検索エンジンからの信頼性が高まるため、SEO効果がみられやすくなり結果的にドメインパワーの強化に繋がる可能性が高まります。このドメインパワーとは、ドメイン(Webサイト)の信憑性の強弱を表すもので、SEO対策をするうえでとても重要なポイントになります。
参照:ドメインパワーでSEO効果が変わる?基礎から施策まで詳しく紹介
被リンク獲得はユーザーがそのサイトを訪れる機会を増やすことに繋がり、サイトの流入数の向上や売り上げに繋がるコンバージョン増加の効果がみられやすくなります。
被リンクにも質の良いものと悪いものがあり、ただ被リンクを獲得すればいいというわけではなく良質な被リンクの獲得であればSEO効果の期待が高まるというわけです。
質の良い被リンクとは、ドメインパワーの強いサイトから被リンクをもらうことや、ただリンクを貼ってもらうだけでなく、前後にサイトの紹介文などを付け加えた被リンクである場合は質の良い被リンクになります。
一方で、自社サイトで大量にリンクを貼り付ける行為やコピーコンテンツはスパム扱いにされ、評価が下がってしまう可能性があります。
被リンクにも質によりそのサイトの評価が変わってくるため、被リンクの獲得は質にこだわる必要があります。自社の獲得した被リンクが良質であるか不安な場合は、被リンク分析ツールの「ahrefs」などを使って自社の被リンクデータを調べることが出来ます。
SEO対策をする上で、まずはサイト自体の質を向上させることがとても重要です。そのサイトの内容がユーザにとって求められている情報なのか、検索キーワードに対して解決したい問題の答えが網羅的に分かりやすく説明されている記事であるかが評価の鍵であり、当然評価の高いコンテンツは被リンク獲得の効果が高まります。
まずは、検索キーワードに対してユーザーが求める情報の調査や、すでに評価されている記事の分析を行った上で、質のよいコンテンツに仕上げていくことを心がけていきましょう。
キーワードを検索した際に、同じ問題の解決策でも自社ならではの調査や分析したものを加えたり、1次情報だけでなく、専門性の高い2次情報を加えると他サイトとの差をつけられ、サイト自体の評価がされやすくなります。
サイトの露出を増やすとは、自社サイトを知ってもらう機会を増やすということです。
というのも、どれだけ質の良い記事やサイトを作ってもそこに訪れてくれるユーザーがいなければ意味がありません。一人でも多くのユーザーに訪れてもらうためには、自社サイトを知ってもらう必要があります。
最近では、SNSの運用やSEOに関連したセミナーを開催してみる、といった方法で、サイトを認知してもらえるきっかけをつくるといいかもしれません。
最近のSEO対策では、記事の発信元を明記するとSEO効果が高まるとされています。このサイトは誰が書いたものなのか、この情報はどこからきたものなのかを表記することでその情報自体の信頼性が生まれ、ユーザーや検索エンジンに評価されやすくなります。
あるサイトで「A社のメディアに掲載されました」や「B社の取材を取り上げました」などの掲載実績を上げているサイトを見たことはありますでしょうか。
こうした掲載実績として被リンクをもらうことも可能です。
SEO効果を上げる目的で、有料の被リンクを購入したり設置する行為はGoogleのガイドラインで違反とみなされるため、逆効果となるのでご注意ください。
被リンクはサイトから適切な方法で獲得することが求められます。不正な被リンクではコンテンツの質に影響するため低品質の被リンクは避けるようにしましょう。
万が一、意図せず不正な被リンクを獲得してしまった場合は、Googleが提供する「リンク否認ツール」を使うことで不要なリンクを否認・除去することが可能です。
今回は、被リンクについてご紹介しました。SEO対策をするうえで効率よく成果を出すためには高品質な被リンク獲得を目指し、サイト自体の質を向上していくことが大切です。SEOにおいて評価対象にあたる部分は他にもあるため、全体的な対策を含めて同時に被リンク獲得を目指していくと効率的に対策ができると思います。弊社では、SEO対策についての記事を他にも掲載していますのでぜひ参考にしてみてください。