2023/04/13
皆さんは「SEO」に関してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「名前は聞いたことあるけど具体的にはわからない」
「SEO対策をしたいけど何から始めればいいかわからない」
「色々な対策があって難しそう・・・」
など、Webサイトを運用する上でSEOをうまく取り入れられていない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SEO初心者の方に向けた「SEO取扱説明書」的なものをご紹介したいと思います。
SEOとは何か、SEO対策を行う上で必要な考え方や初心者がまず行うべき具体的な施策をご紹介します。
「SEOって必要なの?」「どんな効果があるの?」といったSEOに対する疑問をひとつでも解決できると嬉しいです。
あまり身構えず、気軽に見ていってください。それでは早速いきましょう。
目次
SEO =「検索エンジン最適化」
そもそもSEOとはなんでしょうか。ここではSEOの概念についてお話します。
SEOの正式名称は「Search Engine Optimization」といい、日本語にすると「検索エンジン最適化」になります。
Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、検索結果画面上に上位表示されるようWebサイトを最適化していく施策のことを「SEO」といいます。
皆さんも何か調べ物をするときには、Googleなどの検索エンジンで調べたい内容のキーワードを打ち込み、検索結果に出てくる上位記事から順に見ていく方が多いと思います。SEOはその順位を上げるためにサイトの対策(施策)を行うことです。「SEO対策」とも呼ばれています。
「検索エンジン」とはインターネット上にある情報を検索するシステムのことです。
検索エンジンの代表的な例
・Yahoo!
・Bing
日本で代表的なものといえば、「Google」や「Yahoo!」にあたります。
これらをまとめて「検索エンジン」と呼んでいます。
検索エンジンを使用するには「ブラウザ」が必要になります。
このブラウザとは、Webサイトを見るためのツールを指します。
ブラウザの代表的な例
・Google Chrome
・Safari
・Microsoft Edge
Webサイトを見るためにはこれらのブラウザを通じて見る必要があります。
皆さんもWeb上で何か調べ物をしている時は無意識にこのブラウザを使っていることになります。
SEO対策を行う目的は、SEOを行うことで、検索ユーザーの求めている情報を把握することができるため、検索ユーザーを自サイトに呼び込むことができるようになります。
Webサイトに呼び込むことができると、知名度がないWebサイトでもサイトの流入率の増加に繋がったり、企業サイトの場合、お問い合わせや受注などの獲得増加に繋がりやすくなります。
多くのユーザーにサイトを訪れてもらえるよう対策をすることで、成果や次のアクションに繋がりやすくなるため、SEOが活用されているというわけです。
次にSEO対策をする上で、おさえておきたい基本的な考え方についてご紹介します。
Googleなどの検索エンジンで何かを検索した際、検索結果画面の上位に出てくるサイトというのは、Web上にある全ての中から厳選され評価されたものから順に表示されています。
検索結果画面で表示されているサイトは全て検索エンジンによって評価され順位づけがされているというわけです。
ではその順位はどのようにつけられているのでしょうか。
今回はGoogleに焦点を当ててご紹介します。
Googleの場合、Webサイトをどのように評価し検索順位を決めているかというと、「Googleアルゴリズム」というルールを元に判断しています。
このGoogleアルゴリズムとは、Googleが「Web上にある全てのサイトから最もユーザーが求めている情報を網羅しているコンテンツを提供する」という目的で設けているルールのようなものです。
Googleのアルゴリズムは200以上の項目があり、それらの判定基準により検索順位を決定しています。200以上もある項目を全て対策することはできませんが、その中でも重要な要素を含めたものがSEOという形で対策できるわけです。
SEOを活用すれば、さまざまなメリットがあります。
先ほどもお話しましたが、SEOを活用することによって、まだ開設したばかりの無名サイトでもアクセスを集められるメリットがあります。
では、SEOの知識がついたところで、次は実際の対策方法についてご紹介します。
SEO対策でまず肝心な作業が「キーワード選定」です。
この「キーワード選定」は記事を作成していく上で一番初めに行う、とても大切なプロセスになります。このキーワード選定でコンテンツの方向性が大きく変わってきます。
ユーザーが「検索しゆるキーワード」を分析し、そのキーワードに沿って記事の構成や内容を決めていく必要があります。
このキーワード選定では「このキーワードが需要ありそう」「検索画面でよく出てくるキーワードだからこれについて書こう」など、自身の感覚で闇雲に設定するものではなく、検索ユーザーの視点に立って「検索意図」を考えないとおけません。その際に、「実際にそのキーワードはどのくらい検索されているか」のデータを出してくれるツールを活用しながら選定していくとより効果的に対策ができます。
キーワード選定に便利なツール
・キーワードプランナー
・ラッコキーワード
キーワード選定に関しての詳しい方法はこちらを参考にしてください。
対策キーワードが決まったら、次は記事の構成を考えていきます。
記事は内容に応じてカテゴリーにわけ、Hタグを活用しながらユーザーが求める情報をすぐに見つけられるサイト構造に仕上げます。
初心者の場合、ツールはWordpressを使うことをおすすめします。
WordPressをおすすめする理由
・WordpressはSEOを考えて作られているので初心者でもSEO効果がみられやすい
・デザイン性やカスタマイズ機能が豊富
・無料で利用できる(一部有料あり)
参考記事:
キーワードを記事内でどのように入れていくかはとても大事なポイントです。闇雲にキーワードを入れ込むのではなく、各場所にあった方法で適切に入れ込んでいきましょう。
SEOを意識しすぎるあまりにキーワードの盛り込みすぎた文章である場合、ユーザーからは読みにくいコンテンツになってしまうため注意が必要です。
キーワードの入れ方に関してはこちらで詳しく説明しておりますのでこちらの記事も参考にしてください。
タイトルタグは、検索結果画面に大きく表示されるため、ユーザーが一番最初に認識しクリックするかどうかを判断する部分でもあります。
そのためタイトルには、キーワードを含んだユーザーを惹きつけやすいタイトル設定を心がけましょう。タイトルにキーワードが入っていれば、そのキーワードで上位表示されやすくなります。
見出し(hタグ)にも選定したキーワードを入れると、SEOに効果的です。
特にH2タグには積極的に対策キーワードを入れることを意識しましょう。
H2タグとは「見出し2」にあたる部分で、SEOキーワードを意識して入れることで、クローラーからの評価が期待できます。H2タグではSEOキーワードを自然な形で入れ込むことがポイントです。
メタディスクリプションとは、検索結果上に表示される記事の紹介文を指します。タイトルタグの下に表示されている部分がメタディスクリプションタグになります。
メタディスクリプションは記事が完成し、投稿する際に設定します。
ここでのポイントは、キーワードが自然に入るような要約文を設定することです。
検索ユーザーは検索結果上に出てきたサイトを、まずはタイトルとメタディスクリプションを見て、求めている情報が書かれている記事かを判断します。キーワードを自然と含めたディスクリプションに設定することでターゲットユーザーを惹きつけやすくなります。
各記事の中で、紹介しきれない話題が出た際などに適切な場所に関連ページへ誘導する「内部リンク」を貼ることで、ユーザーを別の記事へ案内することができます。適切に内部リンクを貼ることによって、ユーザーはその場で情報をインプットでき、サイトへの離脱率を下げることに繋がります。
また、記事に関連する内容であれば、ユーザーがサイトを離れて再検索することなく、自サイト内でアクセス可能になるためサイトの流入率を上げることにも繋がります。
SEO対策の中に、「被リンクを獲得する」という方法があります。
先ほどご紹介した「内部リンク」は自社内でリンクを貼る方法でしたが、被リンクを獲得するには外部から自社ページを貼り付けてもらう必要があります。
関連性の高い外部サイトから自サイトのリンクを貼ってもらえると、自サイトが「参考にされるほど情報が満たされている」と評価されるため、Googleからも評価も高く上位表示されやすくなります。
被リンク獲得は検索エンジンからも大きく評価されるため、獲得するためにはまず、ユーザーの求める情報を網羅したコンテンツを作成し、外部サイトから自然とリンクをもらえるよう待つのが一般的な方法ですが、権威のあるメディアに自社からリンクを張ってもらえるようお願いする、という方法も有効です。
被リンクに関しての詳しい内容はこちらの記事を参考にしてください。
記事を作成する上で、独自性の高いコンテンツは他サイトにはない必要な情報を網羅していることになるためGoogleからの評価も高く、訪れたユーザーにとっても有益なコンテンツであると判断されるためSEOでは大事な施策の一つです。
文章内で説明した内容を補足するような図表などをうまく活用し挿入することで他サイトと差をつけることができユーザーにとっても全体的に理解しやすい印象を与えるため、双方に対して効果的です。
YouTubeなどの動画も貼り付けることができるため、自サイトだけのオリジナルコンテンツを作成してみてください。
SEO対策ではコンテンツの内部がとても重要です。SEO対策に必要な情報を持っていたとしてもコンテンツ自体の内容が濃いものでないとユーザーにとって有益な情報とは言えません。一度公開した記事でもあまりSEO効果を感じられない場合は、再度リライト(記事の修正)を行うなど定期的に見直しコンテンツの質を高めていきましょう。
SEOに強いサイトを構築するためには、一つの記事のクオリティを高めることに集中するのではなく、運用しているWebサイト全体の評価を上げることを意識し、全体を通してSEOに強いサイトを構築していくことが大切です。特に、開設したばかりの無名サイトやまだ検索結果画面上で上位表示されていないWebページの場合、一つのコンテンツの質を上げることよりも、定期的に良質な記事を増やし、サイト全体の管理をしていくことで検索エンジンからも評価される機会が増えるため、上位表示されやすくなります。一つの記事でSEO効果を上げようとせず、サイト全体を対策した上でトータルどれだけSEO効果を上げられるかがポイントになります。
コピーコンテンツは検索エンジンからペナルティを受ける可能性が高く、評価の対象外になってしまいます。SEOにおけるペナルティとは、検索エンジンから検索順位を下げられたり、最悪の場合インデックスされない(検索結果画面上に表示されない)処置を受けることを指します。ペナルティを受けないためにもコピーコンテンツは避けましょう。
キーワードを不自然に入れこみすぎていると、ユーザーにとって読みにくく分かりづらいコンテンツになってしまいます。キーワードを入れる基準はあくまでユーザーに対して有益かを考慮する必要があり、Googleもその部分を評価しています。あくまで一つの文章として読みやすく、情報を網羅した記事に仕上げることがSEO対策の基本になります。
いかがでしたでしょうか。SEO対策は一見複雑で難しそうなイメージかもしれませんが、一度取り入れてみるとある程度対策できるようになるため、まずは簡単にできる対策から始めてみるといいでしょう。この記事で紹介している対策方法は初心者の方でも気軽に対策ができるのでぜひ取り入れてみてください。
弊社ではSEOに関する記事を幅広く取り上げております。SEO対策に慣れてきた方や、もっと対策がしたいという方は、他にもさまざまなSEO対策法をご紹介しておりますのでぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。