2023/05/31
Web上では、たくさんのSEOツールが存在します。「SEOツールを活用したいけど、どのツールがいいのかわからない」「どれが必要なツールかがわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、最適なSEOのツールを見つけ効率よく活用できるよう、SEO対策でよく使われている有名ツールから用途によっておすすめするツールまで一挙まとめてご紹介します。是非この機会に、自社に合ったSEOツールを選んでみてください。
目次
内部施策を促進するためのいくつかの人気のあるSEOツールを以下に紹介します。
LighthouseはGoogleが公式に提供しているツールで、ウェブサイトやウェブアプリケーションのパフォーマンス、アクセシビリティ、ベストプラクティス、SEOなど、さまざまなWebサイトの側面を評価してくれるツールです。
Googleの公式的な評価が受けられるため、内部施策だけでなくWebサイト全体の改善に大きく役立つツールだと言えます。また、無料で提供している点も大きなメリットです。
https://chrome.google.com/webstore/detail/lighthouse/blipmdconlkpinefehnmjammfjpmpbjk/related?hl=ja
Lumar(DeepCraw)は、大規模なウェブサイトのクロールと監査に特化したツールです。サイト全体の構造やリンク、ステータスコード、ページのパフォーマンスなど、さまざまな要素を分析します。データの可視化とカスタムレポートの作成もサポートしています。
LenovoやNestleなどの大手企業もこのツールを取り入れており認知度の高いツールです。
Google PageSpeed Insightsは、Googleが公式に提供している無料ツールで、サイトのパフォーマンスと速度を評価するためのツールです。内部施策で重要なウェブページの読み込み速度やモバイルフレンドリーに関する指標を提供し、改善のためのアドバイスも提供してくれます。
https://developers.google.com/speed/docs/insights/about?hl=ja
Screaming Frogは、サイトのクロールとテクニカルSEOの分析に使用される強力なツールです。サイトのURL、メタデータ、内部リンク構造、画像のALTタグなどを簡単にチェックできます。また、重複コンテンツや壊れたリンクなどの問題を特定し、サイトの最適化に役立ちます。
こちらは比較的高度なツールのため、初心者の方には難しいツールかもしれません。
Google Mobile-Friendly Testは、ウェブサイトがモバイルデバイスで正しく表示されるかどうかを評価するためのツールです。スマホなどでWebサイトを見る方が増えてきているため、現在のSEOではモバイル対応の有無が大きなポイントとなっています。このツールでは、Webサイトがモバイル対応になっているか、正しく反映されているかを確認でき、モバイルユーザーエクスペリエンスの向上に役立ちます。
https://search.google.com/test/mobile-friendly
Raffleは競合分析やキーワードリサーチ、コンテンツの最適化など、SEO施策のための機能を提供しています。日本語のサポートも充実しており、日本の市場に特化したツールとして人気があります。
外部施策を促進するためのSEOツールをご紹介します。
Ahrefsは、バックリンクの分析、競合分析、キーワード調査など、多くのSEO機能を提供するツールです。競合他社のリンクプロファイルやキーワードの検索ボリューム、トレンドなどのデータを分析し、外部施策の戦略策定に役立ちます。
Ahrefsは利用者が多く世界中で約60万人もの人が利用していると言われています。どのツールを使えば良いかわからないという方は、Ahrefsなどのよく知られている信頼性の高いツールを活用すると安心です。
SEMrushは、競合分析、キーワードリサーチ、広告キャンペーンの管理など、総合的なSEOおよびデジタルマーケティングツールです。ウェブサイトのトラフィック、ランキング、リンクプロファイルを監視し、外部施策の最適化に役立つツールです。
Mozは、キーワードリサーチ、リンク分析、ランキングトラッキングなどのSEOツールを提供しています。特にドメインオーソリティやページオーソリティなどの独自の指標があり、外部施策の効果を測定するのに役立ちます。
Majesticは、バックリンクの分析に特化したツールで、競合他社のリンクプロファイルの調査やバックリンクの健全性の評価に使用されます。リンクの数や質、トラストフロー、キャッシュフローなどのデータも提供してくれます。
Yoast SEOは、WordPressサイト向けのプラグインで、より良いコンテンツに仕上げるためにサイトの最適化をサポートしてくれます。メタタグの最適化、キーワードの分析、内部リンクの作成など、SEOに関連するさまざまな機能を提供します。無料で提供しているため、Wordpressでサイト作成を行っている方にお勧めのツールです。
TACT SEOは、日本のSEO(検索エンジン最適化)コンサルティング企業であり、SEO対策に特化したサービスを提供しています。
Keywordmap(キーワードマップ)は、世界最大級の日本語検索のデータを持っているので、短時間で的確なSEOのキーワード設計をすることができます。
ネット上の市場調査や似たようなサイトの競合調査を手軽におこなうことができるので、他のサイトが効果的に取り入れているキーワードなどを知って対策を練ることができます。
共有データに基づいてキーワード分析をすることができるので、誰でも簡単に利用することが可能です。
tami-coはコンテンツSEOツールで、新規作成する際のコンテンツの企画内容やリライトする際に活用できるツールです。
実際に検索上位に表示されているコンテンツを調査し、タイトルや見出しの適正状況、上位表示の高いキーワードや関連キーワードなどを全て提示してくれるため、適切なデータに基づいたコンテンツ作成を目指すことができます。
https://tami-co.biz-samurai.com/
BuzzSumoは、エンジニアとマーケターが制作したイギリスのソーシャル分析ツールで、特定のキーワードやトピックに関連する人気のあるコンテンツを探すのに役立つツールです。競合他社のコンテンツのシェア数やバックリンク数の分析、インフルエンサーの特定なども行えます。
EmmaTools™(エマツールズ)は、よりSEO効果を高めるために質の高いコンテンツ作成ができるライティングツールです。EmmaTools™のアルゴリズムによって、作成したコンテンツが質の良いものかをチェックしてくれます。具体的には、キーワードや見出しタグの適正率、文字数の分析、コピペ率など、上位表示に必要な要素を自動でスコア化してくれます。
検索順位チェックツールは、特定のキーワードやフレーズに関連するウェブサイトの検索結果での順位を追跡するためのツールです。これにより、ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)戦略の効果や競合他社との比較などを評価することができます。
以下にいくつかの検索順位チェックツールをご紹介します。
GMO順位チェッカーは、日本の大手インターネットサービスプロバイダであるGMOインターネットが提供している検索順位チェックツールです。
このツールを使用すると、Googleの検索結果でのウェブサイトの順位を確認することができます。
GMO順位チェッカーは、ウェブサイトのSEOパフォーマンスを追跡し、競合他社との比較やキーワード戦略の評価に役立てることができます。順位の変動を追跡し、ウェブサイトのランキングの推移を視覚的に把握することも可能です。
GRC(Google Ranking Checker)は、Googleの検索結果でのウェブサイトの順位をチェックするためのツールです。GRCを使用すると、特定のキーワードやフレーズでのウェブサイトのランキングを確認することができます。
GRCは大量に順位を計測したい際にお勧めのツールで、価格も他のツールと比べて比較的リーズナブルなため活用しやすいツールです。
ただし、GRCツールは検索結果の順位を正確に示すことは難しい場合があります。重要なキーワードのランキングを追跡したい場合は、Google Search Consoleなどの公式のツールでも、ウェブサイトの順位やトラフィックに関する貴重な情報を提供しているためその他のツールを活用することもお勧めです。
Nobilista(ノビリスタ)はインストール不要のパソコン・スマートフォン・タブレットで使用できるクラウド型の検索順位チェックツールです。 対象検索エンジンは現在Googleのみですが、2023年以内にYahoo!・Bingにも対応予定です。 ブラウザで登録キーワードの検索ボリュームやSEO難易度、想定流入数といった重要な指標も気軽にチェックできるため、優先的に対策するべきキーワードを正確かつ早く判断できます。 キーワードと条件を設定するだけで、検索順位の変動を都度メールで通知する機能もあるため、SEO業務で時間がない担当者さんにオススメです。
DemandMetricsはソフトウェアやデータ分析のプラットフォームです。DemandMetricsは、さまざまなデータソースを活用して需要予測を行います。これらは、過去の販売データ、マーケティングキャンペーンの結果、季節要因、経済指標、競合他社のデータなどを元に行われています。さらに、需要予測モデルは機械学習や統計モデリングの手法を使用して構築され、データのパターンやトレンドを分析して将来の需要を予測します。
DemandMetricsを通じて、需要予測を通じて将来の需要を予測し、製品の生産計画や在庫管理、マーケティング戦略などを最適化することができます。
https://www.demandsphere.jp/demandmetrics
BULLは自社サイトのコンテンツの順位を自動でランキング化してくれる順位チェックツールです。Googleの検索結果でランキングの変動があった際に、逐一なぜ順位は変動したのかやどのWebページが変動したかをチェックしてくれます。
PCやスマートフォンから随時順位状況を把握できるため、自社サイトがGoogleにどう評価されているかを確認することができます。
Ahrefsは、競合他社のバックリンクやキーワードの分析に特化したツールです。競合他社のリンクプロファイルやトラフィックの推移、トップパフォーマンスのコンテンツなどを調査し、自身の戦略の改善に役立ちます。
SEMrushは、海外で有名な競合他社のオンラインマーケティング戦略の分析に使用されるツールです。キーワードリサーチ、広告キャンペーンの調査、コンテンツ戦略の分析など、さまざまな機能を提供しています。
海外で使用されているツールのため日本語対応はしていませんが、有益な機能が豊富にあるためSEOをより活用したい方にお勧めです。
SimilarWebは、競合他社の検索キーワードと流入率を分析するためのツールです。競合分析に特化したツールのため、競合他社の流入率の推移、受けているリファラーソース、人口統計データなどを提供し、競合情報の収集に役立ちます。
https://www.similarweb.com/ja/
SpyFuは、競合他社のキーワード戦略と広告キャンペーンを調査するためのツールです。競合他社がどのキーワードで広告を出稿しているかや、有機的な検索結果での競合キーワードを特定することができます。
BuzzSumoは、競合他社のコンテンツ戦略を分析するためのツールです。特定のキーワードやトピックに関連する人気のあるコンテンツやソーシャルシェアの数、バックリンクなどを調査することができます。
これらのツールは、競合他社の戦略やパフォーマンスを把握し、自身の戦略の改善や新たなアイデアの発見に役立ちます。必要に応じて、目的に合わせて適切なツールを選択して活用してください。
最初に導入するべき主要なSEOツールは以下のとおりです。
Google Search Consoleは、ウェブサイトのパフォーマンスを監視し、検索エンジンによるインデックスへのアクセスを管理するための重要なツールです。サイトのクローリング状況、インデックス状況、クローラエラーの通知など、サイトの健全性を確認できます。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Google Analyticsは、ウェブサイトのトラフィックとユーザー行動を追跡するための重要なツールです。トラフィックのソース、ユーザーの行動、コンバージョン率などのデータを提供し、SEO戦略の効果を評価するのに役立ちます。また、無料で使えるという点も使いやすい理由の一つです。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
キーワードリサーチツールは、検索エンジンでのランキングを向上させるために必要なキーワードを特定するのに役立ちます。キーワード調査できるツールとして「Google Keyword Planner」「SEMrush」「Ahrefs」などがあります。これらのツールを使用して、競争力のあるキーワードやトレンドを把握し、サイトのコンテンツ戦略に活用してみましょう。
SEO(検索エンジン最適化)を効果的に行うために、最低限入れておくべきSEOツールはいくつかあります。以下にいくつかの重要なツールを挙げます。
キーワードリサーチは、検索エンジンでのランキングを向上させるために不可欠な要素です。Google キーワードプランナーやSEMrush、Ahrefsなどのツールを使用して、検索ボリュームや競争力の高いキーワードを特定し、サイトのコンテンツ戦略に活用します。
サイトのSEOパフォーマンスを監視するために、定期的にSEOレポートを作成するツールが重要です。Google AnalyticsやGoogle Search Consoleは、トラフィックやキーワードのランキング、クロールエラーなどの情報を提供します。
外部からのリンクは、検索エンジンのランキングに重要な要素です。AhrefsやMajesticなどのツールを使用して、競合他社のリンクプロファイルを分析し、自身のサイトへのリンク戦略を立てることができます。
サイトの健全性を確保するために、サイトのテクニカルSEOの問題やエラーを特定するツールが役立ちます。Screaming FrogやSitebulbなどのツールを使用して、サイトのクロール、メタデータ、ページ速度などを監査し、改善策を見つけます。
自身のキーワードのランキング変動を追跡することは重要です。SEMrushやAccuRankerなどのツールを使用して、特定のキーワードの順位や競合他社との比較を確認することができます。
これらは最低限必要なSEOツールの一部ですが、他にも多くのツールがあります。選択するツールは、特定のニーズや予算に合わせて選ぶことが重要です。
最初に、自分の目的とニーズを明確にしましょう。例えば、キーワードリサーチ、サイトのトラフィック解析、競合分析など、何を達成したいのかを把握することが重要です。
目的とSEOツールの提供する機能が合っているかを確認しましょう。キーワードリサーチ、トラフィック分析、バックリンク分析、競合分析、ランキングトラッキングなど、必要な機能が含まれているかどうかを確認することが大切です。目的によってはいくつか同じ用途で使えるツールがあるため自身の使いやすさで決めましょう。
SEOツールは正確なデータを提供することが重要です。ツールが信頼できるデータソースから情報を取得しているか、データの更新頻度はどのくらいかなどを確認しましょう。信頼性の見分け方として、レビューや評価の確認も役立ちます。SEOツールのレビューや評価を確認して、他のユーザーの意見や評判を調べることも有益です。ユーザーレビューサイトや業界の専門家の意見を参考にすることで、ツールの信頼性や実績を確認できます。
SEOツールはさまざまな価格帯で提供されていますので、自分の予算とツールのコストを比較しましょう。ただし、価格だけでなく、ツールの機能やサポートの質も考慮に入れることが重要です。
今回はSEOで使えるツールについてご紹介しました。SEOツールでは、無料で使えるものから、用途によって様々な種類があります。
全てを活用するのは難しいため、よく知られており信頼性の高いツールから個々にあったツール選びが大切です。
初心者の方や何から使えばいいかわからないという方は、Google公式ツールを活用してみると良いかもしれません。Googleが公式的に提供しているツールだけでも、ほとんどの問題をカバーしてくれる機能が整っています。
SEOツールをうまく活用してSEO効果を高めていきましょう。